Excelで固定スクロールを設定する方法｜見出し・列・行を固定して作業効率アップ！

Excelを使っていると、大量のデータをスクロールしているうちに見出しが消えてしまい、どの列や行のデータなのか分からなくなることがあります。そんなときに便利なのが「ウィンドウ枠の固定」機能です。不便さに慣れてはいけません、この固定がかなりの作業効率をあげてくれます。

本記事では、Excelで固定スクロールを設定する方法を詳しく解説します。

1. Excelで「ウィンドウ枠の固定」を使うメリット

• スクロールしても見出し（タイトル）が常に表示される
• 大量のデータを扱う際に、どの列・行の情報かすぐに分かる
• 視認性が向上し、作業効率が大幅にアップする

2. Excelで固定スクロールを設定する方法

2-1. 先頭行を固定する（見出しを固定）

Excelのシートで最上部の行（見出し）を固定したい場合は、以下の手順で設定できます。

1. Excelを開き、固定したい見出し（通常は1行目）が含まれるシートを表示する。
2. 「表示」タブをクリック。
3. 「ウィンドウ枠の固定」→「先頭行の固定」を選択。

これで、スクロールしても1行目が常に表示されるようになります。

2-2. 先頭列を固定する

左端の列（通常はA列）を固定する場合は、以下の手順を実行してください。

1. Excelのシートを開く。
2. 「表示」タブをクリック。
3. 「ウィンドウ枠の固定」→「先頭列の固定」を選択。

これで、横にスクロールしてもA列が常に表示されるようになります。

2-3. 任意の行と列を同時に固定する

特定の行と列を同時に固定したい場合は、以下の方法を使います。

1. 固定したい行の下、および固定したい列の右にあるセルを選択（例：B2セル）。
2. 「表示」タブをクリック。
3. 「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」を選択。

これにより、選択したセルより上の行と左の列が同時に固定されます。

3. Excelのウィンドウ枠固定に関するショートカットキー

操作	ショートカットキー
先頭行を固定	Alt → W → F → R
先頭列を固定	Alt → W → F → C
ウィンドウ枠を固定	Alt → W → F → F

語呂合わせで直感的に覚える方法

操作	ショートカットキー	語呂合わせ	イメージ
先頭行を固定	Alt → W → F → R	「ワッフル（W → F → R）で上をロック！」	「行」は「上（ヘッド）」を固定するので、「ロック（R）」で記憶！
先頭列を固定	Alt → W → F → C	「ワフク（W → F → C）で左をクギ付け！」	「列」は「左（サイド）」を固定するので、「クギ付け（C）」で記憶！
ウィンドウ枠を固定	Alt → W → F → F	「ワフフ（W → F → F）と全体フィックス！」	全体を固定するから「フィックス（F）」で記憶！

 直感的なイメージ解説

1️⃣ 「ワッフルで上をロック！」

　🔹 「行（ヘッド）」を固定する → ロック（R）！
　🔹 上が固定されるイメージで、「ロック（R）」！

2️⃣ 「和服（ワフク）で左をクギ付け！」

　🔹 「列（サイド）」を固定する → クギ付け（C）！
　🔹 左の列を動かないように「クギ付け（C）」！

3️⃣ 「笑 ワフフで全体フィックス！」

　🔹 「枠全体」を固定する → フィックス（F）！
　🔹 動かないように完全固定 → 「フィックス（F）」！

 

4. ウィンドウ枠の固定を解除する方法

固定を解除するには、以下の手順を実行します。

1. 「表示」タブをクリック。
2. 「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠固定の解除」を選択。

これで、すべての固定が解除され、自由にスクロールできるようになります。

5. よくある質問（Q&A）

Q1: Excelで「ウィンドウ枠の固定」がグレーアウトして使えません。

A: ウィンドウ枠の固定は「ページレイアウト表示」では使用できません。「標準表示」に切り替えてから再度試してください。

Q2: 特定のセルを固定することはできますか？

A: 特定の1つのセルだけを固定することはできませんが、ウィンドウ枠の固定を使えば、特定の範囲を固定できます。

Q3: ショートカットキーで解除する方法は？

A: 「Alt → W → F → F」で固定を解除できます。

まとめ

Excelで「ウィンドウ枠の固定」を活用すれば、大量のデータを扱う際の視認性が向上し、作業効率も格段にアップします。

ぜひ試してみてください！