耳朶の読み方
みみたぶと読みます。ほかには耳埵とも表記します。また、ストレートに音読みでじだとも読みます。じだのほうが表記に則すとしっくりとくるかもしれません。身体の部位のことで、顔の両側に本来生まれながらにして発達している集音を司る器官です。つまり耳、この一部を構成し、下部に垂れ下がった部分のことを指します。
耳朶が大きいと福耳と呼ばれる
この部位が大きいと一般的に、福耳と呼ばれます。耳朶が肉厚で広がりを持つ形をしています。いわば商売繁盛の神様エビス様の耳の形で金運がよいとされています。ちなみに、このいわゆる福耳という耳朶の発達した形状は遺伝するといわれます(優性遺伝のため)。この現象、裏の視点からみると、貧乏は遺伝する、と社会的に表現されるように、貧乏の家庭だと子どもも貧乏になるというのはよく言われることではありますが(例外もしっかりありますが)、金持ちのこどももまた金持ちになる、というのもよくあることで、つまりは、福耳は遺伝、金持ちは受け継がれるという証左でありましょう。
耳朶の朶(乃に木と書く)の漢字の意味
朶は、乃に木と書きます。しだれる、と読みます。しだれるは、枝垂れるとも書きますが、つまりは、下方に垂れ下がる様子を指します。また、枝のことを指します。
そう考えると分かりやすいですが、耳朶、つまりは耳に垂れ下がっている部分ということが明朗に分かる、シンプルな漢字といえます。
単位としての「朶」
雪や雲の塊、山々のひとまとまり、などを数える単位として、朶が用いられることがあります。これを口に出して言うと伝わりにくいので、書き言葉として使うと、教養のある人として認められることでしょう。
ちなみに、乃木坂とは関係ございません。
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