もずく酢の賞味期限切れ、2日ならまだ美味しいうちに食べられます。5日経つと残念ながら風味が劣化して弱った味わいとなり、おすすめできません。一般的にもずく酢は酢に浸かっているいるから大丈夫とされますが、やはり5日から6日、7日(1週間)経つとかなり劣化して、10日も経つと、敏感な方だと口の中に入れた瞬間、吐き出してしまうでしょう。
賞味期限が2日過ぎたもずく酢を食べてみた結果とは
(※製品と賞味期限は関係ありません。私の管理不足です。元々はおいしいもずくでした。)
冷蔵庫の中の脇役、もずく酢。いつも3つ子でセットでいる、かわいい存在、3連パック。
気が付けばその冷蔵庫内での存在感のなさから、奥の方にひょっこりと現れる、賞味期限の切れた、もずく酢残り1パック。だらしなく、よれよれに全体を包むビニールと下の受け皿の型紙に丁寧に包まれながら、すっかりと年老いた残りのもずく酢、賞味期限はもうとっくに過ぎ去りし過去。
だけど、酢に浸かっているし、大丈夫だろうと一口 ―。
季節は春(3月)で賞味期限が過ぎたもずく酢を食べてみた
賞味期限が二日過ぎたくらいのもずく酢は全然問題なし
二日ぐらい過ぎたのは、大丈夫です。風味も問題なし。賞味期限、もっと長くしてもいいのじゃないかと、日本の食の安全の厳しい基準の在り方に疑問を抱くくらいです。
おいしい。この調子ならあと1週間はいけるのでは?と思います。
実際、酢には殺菌効果がありますし、もずく自体に含まれるフコイダンという栄養素には、がん細胞を死滅させたり、抑制させたりさせることが研究により明らかになっていますが、そういう効能をもつ栄養素は当然のごとく劣化に対する強度もありそうに思えるからです。
ところが、
賞味期限5日すぎるととたんに不味くなる
※3月24日賞味期限切れを5日後の29日に食す
賞味期限5日すぎたもずく酢を食べると、その風味の劣化に驚きます。
口に含んだ時のあの磯と酢の爽やかなハーモニーはどこへやら、生臭い、弱った潮の独特な香りが口の中を覆います。潮の弱った匂いというのは、つまり魚が日が経って弱ったときに生臭さを放ちますが、あの手の匂いです。
フコイダンの心地よいぬめりも、ただドロドロしているだけ、というような変な粘りが出て、もずく全体の食感を損ねているのが分かります。
そうはいいながらも、まだ食べられる範囲ではあり、お腹は壊さない
文句づくしですが、まだ、食べられる範囲です。
しかも、一つまるまる食べてもまだ大丈夫、お腹は壊さないぐらいです。
まずい、まずいと思いながらもまだ体が拒否するほどではありません。ああ、いやだ吐き出したい、でももったいないからこのままのみこんじゃえ、と食べられます。
本当に腐って危険なぐらい劣化した食べ物は口の中に含んだ瞬間にツンとした風味と神経を刺激するものがあり、反射的にオエッと吐き出すものですが、そこまでではありません。
賞味期限7日(1週間)から10日すぎたもずくはやめた方がよい
賞味期限切れ5日が限界だと思います。季節にもよるかもしれませんが、春くらいの気温でこの劣化ですから、おそらく、年中通じて、1週間から10日すぎたもずく酢は食べないほうがいいと思います。
ネットで見かけると、1か月くらいは大丈夫だという論考もありますが、実際に食べた感想からいうととてもそうとは思えません。やはりあのヌメリに代表されるようにデリケートなんだと思います。
まずは冷蔵庫内で賞味期限を切らさない工夫を
というわけで、皆様も、まずは冷蔵庫内で賞味期限を切らす前に食べる工夫が大事だと思います。
社会人は多忙です。日々、押しやられる仕事の山。泣きわめく子どもを相手にしていると何も考えずにぎゅうぎゅうとタスクを、整理せず押し込みたくなるものです。次から次へと押し寄せてくる、やらなければならない事というのは整理させてくれる余裕すら与えてくれません。
だからこそ、冷蔵庫の中も、前から前から押し込んでしまいがち。
気が付けば、封の空いたチクワや、萎れたニンジン、数週間前に賞味期限の切れた未開封の納豆などと一緒に、雑に外側のビニールを破られてポツンと残ったモズクのパックの存在に気が付くことになるのですが、
こうなる前に、その存在を確かめられるように、絶えず、前においておくことをお勧めします。先入れ先出し、スーパーと一緒です。家の冷蔵庫も、後から買ってきたものは本来、後ろに詰めるべきでしょう。そうすることで取り残されたモズクは生まれなくなるはずです。
という懺悔の意味もかねて、私は、本日、5日も過ぎたもずく酢を、風味の劣化を我慢しながら食べたのでした。
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