ポタモフィラックス・コロナウィルスと名付けられたトビケラ(虫)とは

2014年にコソボ共和国の国立公園で採取されたトビケラ(虫)が、新種と認定されました。
認定された2021年、世界を席巻する新型コロナウィルス感染症にちなんで学名をポタモフィラックス・コロナウィルスと命名されました。

ポタモフィラックス・コロナウィルス

ポタモフィラックス・コロナウイルスの絵

(※)コソボ共和国の位置するバルカン半島はヨーロッパの中でもたくさんのトビケラが生存しているとのことです。
発見者はプリシュティナ大のハリル・イブラヒミ教授らで、コロナによる人類の危機にかけて、川の汚染が引き起こす淡水生物の危機(トビケラはとくに水質の綺麗なところに生息)を説いたものだそうです。

トビケラとは

淡水の近くに生息する昆虫。見た目は蛾のような様態。(ちなみにポタモフィラックス・コロナウィルスは蛾というより蚊のようなグレーに透けた羽です。) 幼虫はほとんどが水生で、細長い芋虫状、成虫になると飛び回ります。蚊のような害虫ではありませんが、光に集まってくるため疎まれます。

 

世界はまだ未曾有の感染症、新型コロナウィルスと戦っておりパンデミックの様相はワクチン普及が始まった春からもまだまだ収まる気配はありません。
ちなみに人間界においても、生まれてきたこどもに、あえてコロナに関係する名前をつける動きが一部あり、ニュースのネタになっています。人類を苦難に陥れた病気に対する意識向上の一助にという願いが込められてのことだそうですが、、いやはや、複雑です。

コメント

  1. 超常現象研究教授 より:

    何かにつけられる名前というのは、様々な歴史の中で、その瞬間にインパクトを与えたインスピレーションによるということは、経験上知られたことです。

    このコロナウィルスパニックによって、人類は振り回されました。

    存亡の危機に預かったといっても過言ではないかもしれません。

    そんな中、遺伝子レベルで後世に伝えねばと、道徳に背いてでも何かを記録に残そうとするのは自然なことなのかもしれません。

    虫しかり、子どもしかり、何かにSOSを刻もうとする、そのために、一見背徳的な行為にも見える行為(コロナと名付けるようなこと)も人は、その存命本能からほどこすのかもしれませんね。

  2. たろう より:

    ニュースで見ました、コロナウイルスって名前つけられるって。。
    でも後の歴史において、どうして虫にウィルスなんて名前がついているのか、、と調べるうちに、人類がこの大変なコロナ蔓延の時期を乗りきったんだと分かるきっかけになるんでしょうね。

  3. おきら より:

    私は海外の人です。このご時世ならではの発想、きっとこれは後世に名を残すでしょう虫です。
    早くコロナウィルスとの戦いが終結することを誓います。

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