支払いサイトとは、月末締め20日払い、というように、要はツケ(売掛、買掛)の支払いまでの猶予期間のことをいいます。
会社に入ると聞く言葉、支払いサイト
支払いサイトという用語は社会人となり、ビジネスにかかわるようになってきますと耳にする言葉です。
とくに正社員の仕事をやっていて、金銭にまつわる業務に携わると必ずかかわることになるビジネス用語です。
キャッシュで都度対応していては商売をする上で持ちませんし、何より非効率です。
ある一定期間(一か月)で一度会計を締めてから、まとめて精算業務に入るほうが圧倒的に効率的です。
支払いサイトのサイトの意味=英語でsite、ではなくsight
この支払いサイトのサイト、英語で表現するとwebsite(ウェブサイト)のsite、ではなく、sightが正解です。実は和製英語だそうです。sightという言葉には視力、見ること、という意味がありますが、戦後からの商売の歴史の中でそう呼ばれるようになったそうです。
引用:ビジマネ
支払いサイトという言葉は、もともと英語の「at sight」から来ています。
元は、GHQの決済用手形に記された”at sight”(一覧払い)の文言から、用例として「~日経過後一覧払い」という使われ方をしたため、満期までの期間を意味するようになったようです。
ただし、「sight」という単語自体が支払い猶予期間を表すものではないため、「支払いサイト」という表現は日本独自のものとなっています。
支払いサイトは支払い専用のウェブサイトのことだと思っていた
私は恥ずかしながら、この支払サイトのサイトについて以前、長いこと勘違いしていました。
この支払いサイトという言葉は自分の勤めている会社の社内用語で、取引先との間に決めている、
取引決済のためのウェブサイトのことだと思っていたのです。
近年では請求書もオンライン上で行われ、紙を送付することもなくなってきた、と聞いていましたから、なおさらです。
取引先「おたくの支払いサイトは末締め20日払いだったかね?」
私「それはサイトの設定だと思いますので、PC画面のヘルプをご確認ください」
みたいな間抜けなやりとりをして、よく先方と不思議な空気になったのを覚えていますが、この本当の意味に気が付かず、その言葉の意味を知るまで入社2年間ずっとやっていけたことがキセキです。
なんとも紛らわしい。でも社会では支払いサイトとは何かなんていちいち教えてくれませんから、自分で意味をとらえるしかありません。
とくに転職して中途入社で初めてビジネスの仕事に携わる場合は十分に起こりうることですので、事前に覚えておきましょう。
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