竹冠に松と書いて、書く漢字、菘、すずな、と読みます。しかし、これはよく見てみると、タケカンムリではなく草冠ですね。また山冠に松で、崧(そばだつ)というのもありますが、これも中国で用いられる漢字で日本では見聞きしません。
竹冠に松と書くのは、なんと読むのでしょうか?
答えは、、
ありません。
そんな感じは存在しないのです。
松竹梅(しょうちくばい)に引っ張られて、ちくしょう、などと読みそうな実在しそうな漢字ではありますが残念がながら常用漢字にそういう文字はないのです。
ということで、もっとも近い漢字は、菘(すずな)になります。
菘とは、その意味
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ・・・
と春の七草をお聞きしたことはあるでしょう。
そのスズナこと、菘です。
この草冠が竹冠に見えるので竹冠に松、という漢字があると勘違いするのでしょう。
スズナはカブのこと
では菘、見慣れないこの漢字はどんな植物なのか?
カブ、です。
昔の呼称がスズナでした。
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