
Excelのオートフィルタで例えば縦に順番に並んだアルファベットのうち、AとZを一発で選択する方法をご存じですか?
通常、フィルタをかける際に、一覧から一つずつ選択するのは手間がかかります。
本記事では、オートフィルタで離れた複数の値を一気に指定する方法を詳しく解説します。
オートフィルタで複数条件を一発指定する方法
基本のオートフィルタの使い方
オートフィルタは、特定の値を選択してデータを絞り込む機能です。
- データ範囲の見出し(1行目など)を選択
- 「データ」タブ → 「フィルター」をクリック
- ▼(プルダウン)をクリックし、選択したい項目をチェック
しかし、AとZのように離れた値を一発で選択するには、より便利な方法があります。
離れた複数条件を一発で指定する方法
方法1:検索ボックスを使う
オートフィルタのリストが長いと、目視でAとZを探すのは大変です。
そこで検索ボックスを活用しましょう。
- フィルタの▼ボタンをクリック
- 検索ボックスに「A」と入力 → 「Enter」
- もう一度フィルタの▼ボタンをクリック
- 続けて「Z」を入力し、「現在の選択範囲をフィルタに追加する」をクリック
この方法なら、Aが選択された状態でZを追加することができ、リストをスクロールする手間が省けます。
方法2:詳細フィルタを使う
検索ボックスを使っても、一度に指定できるのは1つの値だけ。
複数の値をまとめて指定したい場合は、「詳細フィルタ」を使いましょう。
詳細フィルタの設定手順
- データ範囲とは別のセルに、検索条件を入力(例:A1に「商品名」、A2に「A」、A3に「Z」)
- 「データ」タブ → 「詳細設定」をクリック
- 「リスト範囲」にA1:A10を選択
- 「検索条件範囲」に先ほど入力した条件を選択
- 「OK」を押す
この方法を使うと、「AまたはZに該当するデータだけを抽出」できます。
Excel関数を使ってフィルタを適用する方法
FILTER関数でAとZを選択
ExcelのFILTER関数を使うと、オートフィルタなしでデータを抽出できます。
=FILTER(A2:B100, (A2:A100="A") + (A2:A100="Z"))
解説:
A2:B100
:抽出対象のデータ範囲(A2:A100="A") + (A2:A100="Z")
:AまたはZに一致する行だけを抽出
この方法なら、手作業なしでフィルタを適用できます。
【Q&A】オートフィルタの便利技
Q: フィルタの一覧が長すぎて、AとZを選ぶのが大変です…。
A: そんなときは、検索ボックスを活用しましょう!AとZを個別に検索すれば、手間が省けますよ。
Q: 一発でAとZを抽出したいんですが、オートフィルタだけでは難しいですよね?
A: はい、その場合は「詳細フィルタ」や「FILTER関数」を活用すると、一度に抽出できます!
まとめ
Excelのオートフィルタで複数条件を一発で指定する方法として、以下の3つを紹介しました。
方法 | 特徴 |
---|---|
検索ボックスを活用 | リストから手動で探す手間を削減 |
詳細フィルタ | 「OR」条件を使って複数値を抽出 |
FILTER関数 | 関数で条件に合うデータを動的に抽出 |
フィルタ操作の効率を上げることで、作業時間を短縮できます。
ぜひ試してみてください!
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