【Excel完全ガイド】エクセルで「+-」を正しく表示させる方法と注意点

excel + ー 表示する

エクセルで「+-」を表示したい!よくある悩みとは?

エクセルで表や数値を整える際に、「±」や「+-」を表示したい場面は多くあります。
たとえば「±0.5」や「+/-1.2」といった誤差や範囲の記載です。
しかし、入力しても記号が消えてしまったり、「数式」として処理されたりしてしまうことがよくあります。
本記事では、エクセルで「+-(プラスマイナス)」を正しく表示させる方法を初心者にもわかりやすく解説します。

※補足:もしほしい情報が、±(プラスマイナス)の記号のことでしたら、プラスマイナスとセルに打ち込んで変換すれば出てきます。

 

「+-」が消える?Excelでうまく表示されない原因

① 数式として処理されてしまう

セルに「=+-1」などと入力すると、エクセルは自動的に数式とみなします。この場合、「-1」と表示されてしまい、意図した「+-」は消えてしまいます。

② 書式設定が「標準」または「数値」になっている

セルの書式が「標準」や「数値」だと、「+-」は記号として認識されず消えたり誤変換されることがあります。

【解決策まとめ】エクセルで「+-」を正しく表示する方法

① 文字列として入力する

もっとも基本的な方法は、セルに「’(アポストロフィ)」をつけて文字列として入力することです。

例:'+-0.5

このように入力することで、「+-」をそのまま表示できます。

② セルの書式を「文字列」に設定する

あらかじめセルの書式設定を「文字列」に変更しておくことで、アポストロフィを付けずとも「+-」を表示できます。

  1. セルを選択
  2. 右クリック →「セルの書式設定」
  3. 「表示形式」タブ →「文字列」を選択

③ CHAR関数を使う

記号「±」を表示したい場合は、CHAR関数を使うのも便利です。

構文:=CHAR(177)
数式 表示結果
=CHAR(177) ±
=”誤差は “&CHAR(177)&”0.3” 誤差は ±0.3

CHAR関数は文字コードを指定して記号を表示する便利な関数です。

応用編:プラス・マイナスを動的に付けたい場合

① 正負で「+」か「-」を自動表示する

次のようにIF関数を活用すると、数値の符号に応じて「+」や「-」を表示できます。

構文:=IF(A1>=0,"+"&A1,A1)
A1の値 数式 結果
5 =IF(A1>=0,”+”&A1,A1) +5
-3 =IF(A1>=0,”+”&A1,A1) -3

② カスタム書式で「+」「-」を表示する

数値の表示形式を編集して、プラス時に「+」をつけるカスタム書式もあります。

  1. セルを選択
  2. 右クリック →「セルの書式設定」
  3. 「表示形式」→「ユーザー定義」
  4. +0;-0 を入力

この設定により、正の数には「+」、負の数には「-」が自動的に表示されます。

Q&A:初心者のよくある疑問に答えます

Q:「+-」って「±」の代わりになりますか?

A:意味的には同じように使われることがありますが、正式には「±(プラスマイナス記号)」が正確な表現です。論文や報告書ではCHAR関数で「±」を使うのがベターです。

Q:「+-」を数式の一部に含めるには?

A:文字列として結合すればOKです。例:= "差は " & "+-" & B1

Q:「+-」が入力できないときのチェックポイントは?

  • セルの書式が「数値」になっていないか
  • 先頭に = や + をつけていないか
  • 日本語入力モードで半角で記号を入力しているか

まとめ:エクセルで「+-」を表示するためのベストプラクティス

  • 文字列として入力(先頭にアポストロフィ)
  • 書式を「文字列」に設定しておく
  • ±を使いたいならCHAR(177)が便利
  • 動的な表示ならIF関数やカスタム書式を活用

エクセルではちょっとした記号でも、自動変換や書式の影響を受けやすいため、「+-」を正しく表示するにはコツが必要です。本記事を参考に、文書やデータ表現をより正確で見やすく整えてください。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました