
🔍 XLOOKUPとは?
XLOOKUP(エックスルックアップ)は、Excelのデータ検索関数の一つで、
VLOOKUP(垂直検索)やHLOOKUP(水平検索)よりも便利に使えます!Vlookupに慣れ親しんできた世代からすると違和感があったり、抵抗があったりするかもしれませんが、この関数はビジネスマンの基本スキル、スタンダートとなってくると思いますので、ぜひ覚えてくださいね。
🎯 XLOOKUPの特徴
- ✅ VLOOKUPの弱点を克服(検索列の左側のデータも取得OK ※これはかゆい所でしたよね)
- ✅ 縦・横どちらの検索も可能(HLOOKUPが不要に。HLOOKUPとはVLOOKUPの縦検索バージョンです。)
- ✅ 列番号の指定不要(データ変更に強い)
- ✅ エラー処理が簡単(見つからない場合の値を設定可能 ※IFERROR関数がいらない♡)
- ✅ 検索方向を指定可能(順方向・逆方向の選択可)
📌 XLOOKUPの基本構文
まずは基本的な書き方を覚えましょう。
=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
各引数の説明は以下の通りです。
- 検索値:探したい値(例: 商品コード、社員IDなど)
- 検索範囲:検索対象のセル範囲(例: A列の商品コード)
- 戻り範囲:検索結果として取得したいセル範囲(例: B列の商品名)
- [見つからない場合]:データが見つからない場合のデフォルト値(省略可)
- [一致モード]:完全一致や近似値検索の指定(省略可)
- [検索モード]:検索方向を指定(省略可)
🎯XLOOKUP:基本の使い方—VLOOKUPより簡単!
📌 例1:商品コードから商品名を検索する
以下のような商品リストがあるとします。
[1]A列:商品コード | B列:商品名 | C列:価格 |
---|
[2]A001 | りんご | 100 |
[3]A002 | バナナ | 150 |
[4]A003 | みかん | 200 |
例えば、「A002(バナナ)」の商品名を取得したい場合、XLOOKUPは次のように書きます。
=XLOOKUP("A002", A2:A4, B2:B4)
すると、セルに「バナナ」と表示されます。

えっ!?VLOOKUPより簡単だね!いちいち左から列数を数えなくていい!

そうなの!VLOOKUPは「列番号」を指定するけど、XLOOKUPは範囲を直接指定するから簡単なのよ!
📌 例2:エラーを回避する方法
「A005」という商品コードを検索すると、通常は「#N/A」エラーが出ます。
=XLOOKUP("A005", A2:A4, B2:B4, "データなし")
これなら、データが見つからない場合は「データなし」と表示されるので安心です!エラーが出た時にどう処理するかのIFERROR関数が不要なんです!
📌 例3:左側のデータを検索する(VLOOKUPでは不可能)
例えば、次のような表があるとします。
[1]【A列】商品名 【B列】商品コード ---------------------------------------- [2] りんご A001 [3] バナナ A002 [4] みかん A003
「A002」の商品コードに対する商品名を取得するには?
=XLOOKUP("A002", B2:B4, A2:A4)
これで「バナナ」が取得できます!、、めっちゃ楽!
XLOOKUPにはスピル機能もある
XLOOKUP には スピル機能(Spill、あふれ出し機能)があります。
これにより、複数の検索結果を 自動で連続したセルに表示 できるのが大きなメリットです。