エクセルで飛び飛びの離れた複数のセルをコピペする方法(この操作は複数の選択範囲に対しては機能しません 対処法)

ExcelのTipsです。エクセルにおいて離れた飛び飛びのセルをコピーして、そのセルの飛び飛びの状態を保ったままペーストする方法です。

飛び飛びの離れた複数のセルはまずコピーができない

飛び飛びの複数セル、というのはつまり、A1セルとB4セル、というように離れたセルのことを指します。連続した範囲のセルのことではありません。

この、間をおいて離れたセルをコピペしたいときってありますよね。

Ctrlキーを押しながらA１セルとB4セルを選択すると複数選択ができます。

そして、コピーすると、、（右クリックでコピー、上のリボンのタブからコピー、ショートカットのCtrl＋C）、、

この操作は複数の選択範囲に対しては機能しません

と警告が出るのです。

コピーができない、ということはペーストができない、つまりあきらめるしかありません。

マクロを組んでやるという方法もあるようですが、面倒くさいです。何より、この飛び飛びの複数セルをコピペする場面は普段あまりなく、確かにその必要に迫られた時は喉から手が出るほど何とかやり方を獲得したい方法なのですが、やはり頻度が少ないためマクロを組むくらいなら手作業でコピペする、という手法を用います。

ただ、別の方法はあります。

飛び飛びの離れた複数セルをコピペする方法

上記の写真でいきますと、左側の黄色塗りのセルの数字を右側の黄色にコピペする方法で説明します。※右側のすでに入力されている０を上書きせずにコピペする方法で示します。

• まずとびとびのセルを含む範囲を選択します。

• 続いて、Ctrlキーを押しながらコピーしたい「飛び飛びの複数のセル」を選択します。

• その後、deleteキーを押して削除するとコピーしたいセルだけが残ります。

• もう一度、最初から範囲選択し直します。

• コピーします

• その後、貼り付けの作業をしますが、「形式を選択して貼り付け」でやります。

• 「形式を選択して貼り付け」の一覧の下段にある「空白セルを無視する」にポチ

すると、結果的に飛び飛びの複数セルをコピーしてペーストできたことになります。

 

空白セルを無視する、がポイント

この「空白セルを無視する」のコマンドが、エクセルのコピペ生活を充実させます。

これってすごい機能ですよね？エクセルを普段使いこんでいる人ほど、この空白セルを何もなかったことのように扱う機能のすばらしさを感じていただけることと思います。

しかも、意外と目立たないところに操作箇所があるので気が付かず定年を迎える人もたくさんいるのではないでしょうか。

ぜひ、この空白セルを無視するペースト機能を使ってQOLをアップさせてください（おおげさ笑）！