
ISFPが抱える課題と成長へのヒント:他人に興味を持つことの重要性
投稿者: [栃木県 J・S様]
こんにちは。私は40代のサラリーマンをしているISFP(冒険家型)です。静かで控えめな性格のため、「寡黙な職人肌」と周囲から言われることが多いタイプです。最近、ネットでMBTI性格診断を受けてISFPだと分かり、その診断結果に驚きました。
診断では「内向的」「穏やか」「控えめ」という特徴が書かれており、それが自分そのものでした。しかし同時に、「生きづらい」と評されることがあるタイプだとも知り、これまでの人生を振り返って妙に納得しました。
ISFPの生きづらさの正体とは?
私が考える生きづらさの正体は、「人間関係の煩わしさ」にあります。これは他のISFPの方にも当てはまるかどうか分かりませんが、私の場合は次のような傾向があります:
- 気を使いすぎる
相手の表情や声色から感情を敏感に読み取る能力がありますが、それがかえって疲れの原因になります。相手がどう思うかを過剰に気にしてしまい、間合いが取れないまま消耗することが多いです。 - 他人に興味が薄い
実は、共感力はあっても根本的に他人に対する興味が薄いと感じています。そのため、対人関係に必要なエネルギーを注ぐのが難しく、結果として「人と深く関わることが苦手」だと自覚しています。
職場でのリーダーシップ問題
年齢を重ねるにつれ、職場では「リーダーシップを発揮しろ」という声が増えてきました。しかし、ISFPの穏やかな性格がかえって仇となり、後輩や上司から以下のような批判を受けることもありました。
- 「もっとチームを仕切ってください!」
- 「歳を考えろ!もっと周囲を引っ張れ!」
こうした言葉を受けると、リーダーシップを発揮する自信をますます失ってしまい、しばらく頭の中でその場面を反芻してしまいます。
リーダーシップに必要な「他人への興味」
リーダーシップについて調べる中で分かったのは、「他人に興味を持つこと」がリーダーの資質として非常に重要だということです。他人に興味を持てば、相手のニーズや状況を的確に把握し、全体を見渡す力が養われます。
逆に、興味を持たないままでは、暗闇の中を歩くように方向性が見えず、リーダーとしての役割を果たせません。興味を持つことは絵画鑑賞や語学学習と同じで、関心がなければ効果的に身につかないものだと実感しました。
ISFPの課題と向き合う方法
自分が社会で生き抜くためには、他人に興味を持つ努力が必要だと考えています。ただし、無理に性格を変える必要はないとも感じています。以下は私が考えるバランスの取れたアプローチです:
- 小さな興味から始める
他人の話を「観察する」つもりで耳を傾けることで、少しずつ相手への関心を深める練習をしています。 - リーダーシップの意識を持つ
「周囲を引っ張る」という意識を持つだけで、行動が少しずつ変わってきました。ISFP特有の優しさや共感力を活かせば、自然と周囲がサポートしてくれることもあります。 - 適職について考える
ISFPに向いている職業が芸術家や音楽家と言われることもありますが、必ずしもそれだけではありません。組織の中でも自分らしさを発揮できる道を探しています。
おわりに
このように、ISFPとしての特性を理解することで、課題を明確にしつつも前向きに向き合うことができるようになりました。私と同じような悩みを抱える方がいれば、少しでも参考になれば幸いです。
J・S様、ご投稿ありがとうございました。ISFPの方は人に優しすぎるがゆえに、自分を後回しにしてしまうことがあるようですね。しかし、その洞察力や共感力を活かせば、十分に良いリーダーになれる可能性があります