門に一と書いてなんと読む?→かんぬき

閂、門に一、と書くこの漢字は「かんぬき」と読みます。

閂(かんぬき)の意味

門に一と書く かんぬき

門、それも大きな扉状の門に横一文字にかける鍵の役目をするものです。

読んで字のごとく、門の中に一、読むのは難しいのに意味が分かればこれほど分かりやすい漢字もないのではないかというくらいの分かりやすさです。

貫木(かんぬき)とも書く

門を貫く横に掛ける木、つまり貫の木、カンヌキ。

閂のイラスト

閂は漫画「彼岸島」の15巻までに少なくとも2回は出てくるキーワード。閉じ込められた情景を表し、密室の恐怖を心象づけるのに閂は重要な意味合いを持ちます。

例えばこのシーン。

閂 かんぬき

閂の表すイメージ

上記の漫画の例でいうと分かりやすいですが、とにかくもう逃げられない、閉じ込められたという印象を強固に持つのがこの閂です。実際に、味方勢がこの閂に出くわすと絶体絶命というイメージを読者や聞き手に与えます。

せっかく門までたどり着けたのに、カンヌキがかかっていて外に出られない!

または、

襲ってくる敵から敷地を守るために門の扉をカンヌキで施錠、しかし敵は外側からしつこく圧力を加え、今にもその閂をへし折らんばかりに門を破ろうとしている、

そういう絶体絶命の大ピンチ感をあおるのに打ってつけなのが、この原始的な施錠器具、閂、です。

閂の仕組み

門の左右にある金具に横一文字の木製や鉄製の棒状のものをはめ込んで使用。門を開ける方向に力が加わった際に遮蔽効果をもつ。

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