職場でゲップをする場合はハラスメントになるのか？
これはもしかすると人類史上、最も重い問題の一つになるかもしれません。
それは、この生理現象に対して是非を問うことであり、もしかすると、ゲップを否定することは生物が生存すること（≒生理現象）を否定することになるからです。
しかし、この観点においては単純です。
意図的にやっているか、我慢できずにやっているかです。
とても不思議な問題提起に思えるかもしれません。
しかし、世の中には、わざとひねりだすようにしてゲップする人がいるのです。ゲップは、生理現象の中でも比較的コントロールができて、大人しく抑えようと思えば可愛らしく抑えることのできる反射行動です。ほのかに、ゲフゥ、、と最小限の爆発に抑えることのできるものです。（※同じような現象としておしりからでるおならに関してはもしかするとコントロールが効かず、踏ん張った拍子に勢いよくヴォッとなるかもしれませんのでこれは致し方ないことだと考えられます。ゆえに法律でも問題にならないですし、世間一般的にもハラスメント問題として取り上げられることはありません）
ゲップの意味
文明が発達した世に遭っては（または品格のある組織に属し続けている人にあっては）周囲の環境としてゲップを抑え込む人の方が多く、家庭（お父さんの晩酌などによるゲップ）以外では、このゲップという現象に向き合うことが少ないかもしれません。そのため、このゲップという現象がなんのか、どんな意味なのか分からないという若い世代も少なくはないと考えられます。
よって、ここでひとまずゲップとは何かという定義を改めて行いたいと思います。
ゲップとは
胃の中のガスまたは空気が、食道を通って口の中へと上昇してきて排出される現象をいいます。食べすぎた、あるいは炭酸を含む飲料（お酒や炭酸清涼飲料水）を飲んだあとに経験するのがこの現象です。もっと大人になると、胃がん検査のための胃部Ｘ線検査つまりバリウム検査を行う際に事前に飲む発泡剤によって込み上げてくる胃からの空気圧、これがゲップの素です。消化器官の病気で起こる場合のゲップ、また、睡眠中などに大量の空気を飲み込んでいて、目が覚めたときにゲプッとなる現象もあります。
諸外国ではオナラより恥ずかしいゲップ
筆者が小さい頃の雑学として、海外では「ゲップはオナラより恥ずかしいことなんだよ」と教えられたことがあります。屁は呼吸と同様に致し方ない現象なので鼻水をすするようなもの、対してゲップは、意思の力で制御できるから、人前ではやらないこと、というのがなんたら、で、はっきりいってそんなのは屁だけに屁理屈ではないかと思った次第です。この真偽は、はっきりいって分かりません。調べようとも思いません。
ゲップもオナラもどちらも恥ずかしく、それに差もなければ国境もないだろうと本能的に考えてしまうからです。
職場でゲップをするのがいけない理由
さて本題ですが、ゲップはいけないのか。
ゲップを下品に感じ反射的に嫌悪感を抱く人が多い
単純ですが、ゲップは下品です。やはり、人類のDNA的に嘔吐物に触れると衛生的によくないということは刻まれており（吐瀉物による疫病は歴史的に重病をもたらしてきました）、それを想起させるゲップはやはり生命に関わる危険物の前兆という反射回路を人間は持っているのだと思われます。そのためにゲップは嫌悪対象になると思われます。
ただ、厳密にいうと、ゲップ自体は仕方のない生理現象なのでいいのですが、それを恥ずかしいと思って慎もうとしているかどうかが焦点だと思います。
生理現象はできるだけ控えるのがマナーという風潮
オナラもゲップもそうですが、客観的な立場から、第三者が何かを吐き出すことに好感を抱く人はいません。つまり抑えるのがマナーとなります。
ゲップをしてもいい理由
生理現象なので人から制止される筋合いがない
生理現象です。なので本来はゲップしたくなればする、のが体にもいいでしょう。それを人からとやかく言われる筋合いはないはずです。
あくび、と同様に、本来は我慢せずやったほうがいい（例えばあくびは酸欠の脳に酸素を送り込むために反射的になされる動きです）ことなのに、嫌悪される、これは悲しいことです。
ゲップは自然にでる分にはいいがわざとやるのはハラスメント
結論、ゲップはわざとやるとハラスメントになると思います。
というのは、堂々と自ら喉を鳴らすようにして「あ」に濁点をつくようなゲップをわざとやるような人がいます。そういう人は決まって、傲慢で自己中心的な人です。動物的なマウンティング精神というのでしょうか、「あえて嫌われる行為をやっているけど文句いわせない」という高圧さを感じるのです。
ここにつきます。
この精神性こそがハラスメントであり、またそうした、わざとゲップをするような人はどこか歪んだマネジメントをしたがります。（※自分が苦しんだ分、人を苦しめてコントロールしようという精神）
それゆえに、そのメンタリティがハラスメントを生み、求心力を失わせる要因になるのですが、、結局、裸の王様で、誰からも指摘をもらえず、気が付けば人が離れている、ということを察知するまで、、、、
そうした意味ではとても可哀そうな人なのかもしれません、ゲップによるハラスメントをしている人は。。
という話でした。
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