アマニ油やえごま油といったオメガ3系の油はインスタント麺などカップラーメンに混ぜてはいけないと言われます。
なぜならば、カップラーメンの容器に含まれている油と反応して容器を溶かしてしまうことがあるからだそうです。(※実際に、カップラーメン容器には「他の油を足すのは容器破損の原因となるためおやめください」と注意書きが太字で書いてあります)
とても興味を持ったので実験してみました。
これで本当に溶けてしまえば、もう絶対にアマニ油やえごまオイルの扱いは注意しなくてはなりません。
カップラーメンを食べ終わった後の容器にアマニ油を垂らす
カップラーメンを食べ終わって容器を空にします。
綺麗に洗うと中の油が落ちてしまい、アマニ油とうまく化学反応を起こしてくれないかもしれませんので、ほどほどに水だけでささっと洗浄します。

カップ麺の容器はとてもヌルヌルしており、もともとのカップラーメンの油の膜は貼られた状態になっています。
そこにアマニ油を垂らします、溶けるところを見てみたい!

アマニ油をカップラーメン容器に垂らす。スプーン5杯程度。
カップラーメン容器にアマニ油を垂らして経過観察
アマニ油をカップラーメン容器に垂らして10分経過
まずは10分後、
何もおきません。揺らしてもさらさらと油は流動し、容器に変化も見られません。

アマニ油を容器に垂らして10分、まだ穴は開かない
アマニ油をカップラーメン容器に垂らして1時間経過
変化なし。垂らして10分後と1時間後ではまるで変化しておらず。
6時間経過後、変化がないのでお湯を投入
6時間後も変化はありませんでした。
もしかすると熱が足らないのではないか?との仮説が思い浮かびました。なぜならば、カップラーメンを食べるときにアマニ油を注ぐ場面を想定したときに穴が開くというのならば、その条件としてお湯の熱を考慮しなくてはならないからです。
熱湯をアマニ油が注がれたカップラーメン容器に投入しました。

アマニ油が入ったカップラーメン容器に熱湯を投入
待つことさらに3時間、、
何も起きませんでした。
結論、アマニ油でカップラーメン容器は溶けなかった
合計12時間ほど経過観察しました。
結果、アマニ油、また熱湯を加えてもインスタントラーメンの容器が溶けて穴が開くようなことはありませんでした。
気持ち、アマニ油に触れていた部分の容器が他の触れていない部分と比較して発泡スチロールの目が粗くなったように見受けられましたが、それも微々たるものです。
よって、(すぐに食べ終える予定がある場合)カップラーメン容器にアマニ油を注ぐことに関しては過剰に気にする必要はないかもしれません。
もっとも、やるな!と注意喚起されていることではありますので、やらないに越したことはありません。
アマニ油はサラダ、コーヒー、その他の料理に入れるのが得策でしょう。
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