D+1の意味

D+1の意味

D+1、D+8といった際に用いられるDはつまりDay、つまりデイ日にち、という意味です。

主に流通用語として用いられます。

これには2種類の意味合いがあります。

賞味期限や消費期限としての製造日からの許容範囲

製造から何日で賞味・消費期限を迎えるかの指標 D+1なら製造から1日、D+8なら8日。

納期までのリードタイム

d+1 意味

発注してから何日で届くか?D+1なら1日かかる、D+8なら8日かかる、という意味合いです。

業界用語としてのD+

「D+x日」、販売者からいうと陳列の限界、物流サイドからいえば出荷限界の指標

D+(D管理)は、経営上に使用する鮮度管理先入れ先出しの原則を守らせるためのものです。

例えばD+30の商品があるとして、
製造日が1月1日とすると、1月1日の30日後の1月31日がD+30となりますが、この日を基準として、オーバーした商品は店舗においては商品価値がなくなる(値引きや廃棄)、物流においては店舗への納品が不可能(出荷止め)になると各流通組織が自主基準で決めたものです。

ちなみに「D+0」という基準もあり、鮮度が命の商品である刺身・おむすび・サラダといった商品は翌日まで売れない、つまりD+1とはいかないものもあります。

そういった商品は生産当日に拠点に納品し、当日のうちに売りさばく必要があります。

裏話として、この日付管理(賞味期限のチェック)は、通常はアルバイトさんなどが点検しています。スーパーマーケットの値札にはこのD管理上の陳列限界が記号で記入されていることもあり、このスーパーでこの数字が小さい数字ならばそのスーパーはかなり鮮度に気を配っているといえます。部門や商品によってこの幅は変わってきます。お菓子はD+30、食品はD+60などです。

ちなみに、流通業界において発注からの納品までのリードタイムは、D+2運用が多いです。が、これがまた卸業者さんにとっては大変で、倉庫であくせくしてしまいます。なぜなら、お店が発注してきてから納品するまでの納期が短いほど、事前に自社倉庫への予備在庫を計算して仕入れておかないといけないからです。在庫管理が非常に大変、このシステムを回している日本は素晴らしいのです。

M+1、W+1

ちなみに、このD+1というような表現は時間の長さですから、表現としてM+1やW+1というのもあります。 M+1 は基準日から一か月、 W+1は基準日から一週間、です。

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