盡の漢字は我儘(わがまま)の儘という漢字の右側が代表的ですが、儘、そのにんべんなしバージョンが盡と書いて、読みは「じん」です。尽(じん)という(尽くす)字の旧字体(ちなみに、我儘という漢字も、現在では我侭、と表記します。)です。
ことごとく、の平仮名の訓読みでAndroidや iPhoneで変換できるでしょう。需要あるかって? ないかもしれませんが、この、難読感のある漢字こそ面白味です。
蓋(フタ)?ではないのでご注意を。瘡蓋、カサブタの漢字にそっくりで間違いそうです。
盡の意味
思うがままに、なすがままに、なされるがままに、というように、主体は誰であれ、誰かの思い通りになっている状態、または、ままならない、というように思うようにコントロールできない状態について、言い表される言葉といえます。
ええい、儘よ!
漫画や小説で、敵や主人公が背水の陣で挑む時などに、
『ええい!ままよ!』
と投げやり気味になる場面がありますが、これは
なるように、なれ!
つまりは、
後は天に運命を任せて自分は目の前のことを受け入れるのみ!という覚悟を決めた状態を指します。
番外編
儘のくずし字です。
これを見ると、尽くす、の漢字の原型になっていることが分かりますね。
盡の漢字の変換の仕方
書くの下に皿と書く
書に皿と書いて盡、、です。
ただ、これは点々が加味されておらず表現としては不足と感じます。
墨の下が皿、血
これは特徴を掴んでいるように見えます。
でもよくご覧ください。
墨の漢字は黒と土の漢字で構成されています。つまり、似て非なる漢字です。
需要の需に似た漢字
需要の需、これも形を掴んでいると思います。しかし、
まだまだ。
蓋、フタに似た漢字
フタ、これは近しいかもしれません。
でも、いろいろ見てきて思うのは、やはり、
書くに点々、下に皿、この表現が一番いいかもしれません。
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