伝える、伝言、伝達の伝という漢字のにんべんなしを、云と書いて、音読みで「うん」、と読みます。主に、云々かんぬん、というように表され、なんとかかんとか、というように具体的にいわず省略して言い表す際に用いられます。古文などでは、彼曰く、青は藍より出でて藍より青し、云云かんぬん。ちなみに、でんでん(伝々)、というのは言い間違いです。
人が云うから伝える
云の字には、云う(いう)と書いて言うという意味があります。人が誰かに言うから、伝えると書きます。
二ムと読んではいけない
二と書いてム、二ム。ですが、二ムと読んではいけません。
云々(うんぬん)
ああだこうだ、なんたらかんたら、かくかくしかじか、というように言葉を略す表現はあります。その一種でもありますが、
云々には、比較的短い内容をぼかすようにして用いられます。
そういえば、たしか彼女がアリバイを語る際、ディズニーランドにいったあと薬局により云々かんぬん、というように、「・・・」という間合いだけでは気まずく、何かを語ろうとしながらも気の迷いやおぼろげで自身がないとき、「あっんうぅ。。」というようなニュアンスで用いられるものでしょう。
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