GMSとはジーエムエスと読みます。英語表記でGeneral Merchandise Store(ジェネラル・マーチャンダイズ・ストア)と呼びます。日本ではイオンが有名ですね。イオンは一つの街のような存在で、地方にあっては商店街を潰すほどのインパクトがあります。
GMS(ジェネラル・マーチャンダイズ・ストア)の意味
もともとは広大な土地をもつアメリカで発展してきた店舗業態で、米国では家庭内で消費されるノンフーズ(食品以外のもの、日用品など)のうち、車以外のものを売っているお店と定義されています。
ジェネラル(general)の意味
一般的な、全般的な、統括する、というような意味合いで、つまりは色んなモノやコトということです。ジェネラルマネージャー、ゼネラルマネージャーとかいいますが、つまりは統括管理責任者です。全体的なという意味ですね。
マーチャンダイズ(merchandise)の意味
マーチャンダイズとは、「商品計画」という意味です。生活者に商品を購買させるため、モノの企画・開発や物流(どう調達するか)、品ぞろえ、販売方法やサービス(どう商品をグループ分けしてどんなキャッチコピーで訴求・提案するか)、値段をいくらで売るか、といったことを販売促進計画に基づいて決めることをいいます。
最適なタイミング(季節)に、適正な数量と価格で、欲しがる人のいる場所で供給できるようにすることです。
ストア(store)の意味
ストアはもう説明をするまでもなくです。お店のことです。
ただし、ストアには厳格な意味があります。
同じ言葉にショップ(SHOP)というのがありますが、ショップ(shop)とストア(store)を分ける意味の違いがあります。
shop(ショップ)の意味
ショップは、専門的なものを売っている業態をさします。魚屋さんや八百屋はストアではありません。docomoショップもdocomoストアといってはいけない理由があります。
ショップは専門的で限られたものを売っている業態
ショップはいわば専門店です。コーヒーショップのように、あるものに特化して商品の品ぞろえを構成しているお店です。
store(ストア)の意味
ショップにたいして、ストア、これはコンビニエンスストア(CVS)をイメージしていただくと分かりやすいですが、総合的な品ぞろえをしているお店のことを指します。
日本におけるGMS
日本国内ではイオンに代表されるように、なんでもかんでも売っているような総合スーパーのことを指します。
日本におけるGMS
GMSの略語でいうといろんなものが出てきそうですが、この記事では流通業界に絞って解説しています。
もともとは広大な土地をもつアメリカで発展した店舗業態ですが、
日本国内においては、食品や日用品(ホームセンターに置いてあるような商品群)を売っている店舗業態の分類を指します。衣食住の全般にわたる商品をまんべんなく販売している、広大な売り場をもつスーパーマーケットをそう呼称します。
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