皮相の意味

皮相、とはうわべうわっつら、という、表面的なことを指す言葉です。皮肉(意味:嫌味なことをチクリということ)という言葉と同義に捉えてしまいそうですが、異なる言葉です。

皮相の意味:外面だけを見て本質をついてない

外面ばかりで中身に目を向けられていない、つまりは本質をついていない、捉えられていない場合に用いられる言葉です。

例文)あの課長は部下の仕事を皮相しか見ておらずいかに苦労しているか分かっていない

皮相の意味:表面

皮相

愛想がいいのは化けの皮であるのに「あの人はいい人だ」とそれに気が付いてない。皮相だけでしか判断ができないのだ

皮肉を皮相なものとして退ける、の意味

相手がいった嫌味を、表面的にしか捉えられていない批判であると断じて相手にしない、意にも留めないこと。

皮相の対義語は本質

皮相的というと上っ面、つまり飾りのような状態です。

その対義はつまり本物、本質ということになるでしょう。

例文

あんな皮相なパフォーマンスばかりの課長なのに、上役への愛想だけはいいものだから出世コースを歩んでいる。

彼女の、子どもへの愛は皮相的だった。幼いころから義母に虐められまともな愛を受けてこなかった彼女にとって、我が子を愛するということはどういうことか分からなかった。ただただ子どもに言われるがまま、その子に対して拒絶することなく従順にふるまうことが優しさ、そして愛だと考えていたのだった。

 

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