トイレのネズミと倉庫のネズミ、同じ生き物でも環境で変わるという名言

[投稿者:埼玉県 y・y様]  サラリーマンをやっていて息抜きといえばコンビニで読む漫画雑誌です。強権的な嫁(ちなみに3食昼寝付きの専業主婦です。※専業主婦が3食昼寝付きなのではなくて、私の嫁が朝昼晩と三食食べてしっかり昼寝をして、それでいて多忙アピールをしてくるのを揶揄ってます。別にそれはそれでいいのですが、あんたの稼ぎが悪いとか、休日何も手伝わないとグダグダ言ってくるのでこうやって愚痴がでる次第です。「私(妻)が倒れた時にあなたは何もできないから指導している」みたいなことをいいますが、ならば俺(私)が倒れた時、働く気のない妻はどうするのかと、言いたいです)から小遣いもないのでヤングジャンプのキングダムを毎週、読んでいます。あ、もちろん、コンビニでは立ち読みだけするのは申し訳ないので、しっかり買い物はしていきます。いつもはディスカウントストアで買うストロングチューハイ2本をその立ち読みさせていただいたコンビニさんで2本、しっかり買っていきます。コンビニで買うと高いんです、ディスカウントと比べて晩酌代が一回当たり同じ本数買っても100円はオーバーしますが、、まぁしゃーなし、立ち読みはもはや犯罪的なレベルで扱われますからせめてもの罪滅ぼしです。

罪滅ぼし

さてそんな盗み読みしながらも、私の毎週の楽しみであります春秋戦国時代ドラマ「キングダム」、これを書いている2023年5月のストーリーの進捗状況としては、秦が趙の宜安の侵攻に失敗し劣勢となる中、韓へで向かう中で感銘を受けた次第です。

韓非子という教科書に出てくる話の中で、兄弟子の李斯が今後関わってくることが史実の展開上予測されます。

そうしたことを調べていると、どうやらこの李斯というのがとても面白くて、人間たらしくて面白いのです。

彼曰く、「同じネズミでも、トイレで見かけるネズミは糞尿を食らいながらビクビクと人間を恐れてその体はやせ細りながら生きている、それに対し食物倉庫(兵糧庫)で生きているネズミは恰幅もよく人間に対しても堂々と対峙している。つまり環境がすべて」だそうです。

トイレのネズミと倉庫のネズミ、李斯

これがいい!

諦観と達観です。

簡単に言うと向き不向き!

実に単純そしてそれでいて難儀。

つまり人間を初め生きるものは、その、置かれた場所次第ということになります。

置かれた場所で咲く

いくらコミュニケーション能力に優れ話し上手な人であっても、黙って黙々と作業をこなす必要のある職場では、息苦しく感じ、作業に集中できないかもしれません。

いくら気が利いて先が読め、人の心理の妙を感じ取れる機転の力があっても、優しさのない人間に介護や看護などの人を労わる仕事は務まらないかもしれません。

いくら人を守りたくても、IQの低い人に弁護士は務まらないかもしれません。

逆に、

いくら口下手でも容姿端麗な美男美女は夜の接客業で素晴らしい成績を上げるかもしれません。

いくら勉強ができなくても遊び上手な人は、営業マンとしてビジネス社会でのしあがれるかもしれません。

つまり、適材適所、それをいかに掴むかが人生ではないか!

そう思った次第で、もう中年サラリーマンの私でもすっかり、この「置かれた環境次第」というのは妙に刺さる言葉でありました。

そう、慰めてくれます。今、うまくいっていないのは運、つまり自分の能力がなかったのではなくてそれを活用できる環境に身を置けなかったのだということです。

なんという真理、そして甘え。

そう、自分に合った環境を見つけてその場所につく、これもまた実力でしょう。

でも、ひとつ言えることは、

過去の偉人ですらそうした思想にあったこと、そこに同じ人間たるこのガチャな世界に、同じ愚痴を思い描ける、救われる思いが、あるのです。

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