ISTPは嫌われる、の意味

ISTPは嫌われるのでしょうか。筆者の親戚に年の近いISTPがいて、幼い頃に関わり合いがありました。彼は確かにあまり好かれてはいませんでした。しかし可愛らしいところもありました。

ISTPが嫌われるかもしれない理由

飽くまでも筆者の従弟の話になるのですが、ISTPの彼は以下のような特徴があり、それが親族からも嫌われる要因であったと言えます。

わがまま

とにかく自分はこうしたい!という思いが強く、気に入らないと不機嫌になり文句をいう。子供時代のISTPの彼にはこうした特徴があり、親族(親世代や他の同世代の従弟やハトコなど)からでさえ、扱いにくい、手を焼くような存在で、一番嫌われた存在であったことも事実です。またそんな調子ですから同級生からも絡みづらいやつだと疎まれていたようです。

素直じゃない

ISTPのその彼は我侭ですから素直さがない。そのために迷惑をかけても素直に謝らず、なんと無礼なやつだ、うざい!と思われたことでしょう。嫌われても仕方ありません。

生意気

ツーンとしていて、偉そうなことをいう。思いついたらその場でオブラートに包まず口に出す、またその口調も生意気で人の気分を刺激するような口調でした。

とにかく無愛想

めったに笑わない仏頂面で、たまに機嫌がいいときもクスッと冷笑的、親しみやすさとは無縁の存在でした。

何を考えているか分からない

普段から無口で必要なことしか口にしないその彼は、感情表現が不器用で何を考えているのかわからない、そんな存在でした。そのために一緒にいて盛り上がりに欠ける、そういう存在でした。(※盛り上がりに欠けるだけならいいのですが、時折、口にする空気を読まない生意気な指摘が周囲を白けさせていました)

優しくない(優しい気持ちはないわけではない)

ISTPのその彼は、感情センサーがオフになっていて目の前で傷ついている人がいても我関与せず、冷たい態度で接するようなツンツンでした。ただし決してそれは冷たいわけではなく、本当はやさしい気持ちもあるツンデレでした。不器用、そう表現するのが正しいかもしれません。

頭がよく人の至らないところをズバリ指摘する

ISTPは算数から数学の得意な人。その親戚の彼もまた理数系の頭の良さを持つタイプでした。またその論理力から日常の作業を効率よく進めることに頭が働き、誰よりも早く作業を終わらせる、そのために効率的な手法をパッと思いつくのでした。

それゆえに、筆者のようにトロいのは許せないようで、

「こうしたらできるじゃないか!」

と年下なのに生意気に指摘してくる、バカにした態度はとらないものの、口に出すときの表現があまりにも思いやりがなく、こいつ嫌なやつ、と思う次第でした。

 

ISTPは大人になると嫌われない

ISTP 嫌われる

この猫の表情、筆者の主観的なISTPの普段の表情です

そんな、ISTPの嫌われ談義をしましたが、実はISTPの彼は優しい心も持っているのは知っていました。ツンデレなのです。ツン、ときどき、デレ。デレの割合は少ないものの、本当は優しい心を持っていて、でもそれを悟られることにどこか気恥ずかしさを抱えているようでした。

大人になるにつれ、そうした、本当は優しい素性を、一部の人に知られるようなるのでしょう。生意気で反社会的であるように見えるその態度も、実は実直さをごまかすためのかりそめの姿である、ということです。

一部の方に認められて、今、そのISTPの彼は立派に仕事をして幸せな家庭を持っています。(※奥さんもまたISTP的でツーンとしていますが(笑))。

祖母の葬儀(従弟なので祖母は筆者の祖母と同一)で久しぶりに会った彼は、相変わらずの無愛想ぶりで、目を合わせても視線をそらすような〝ぶっきらぼうぶり”でしたが、後から無言でお茶を差し出すような、不器用ながらも優しい気遣いをしてくれていました。

ISTPの彼の家庭は、寡黙一家、という感じでしたが、渡り鳥の群れのように、言葉はなくてもしっかり絆で結ばれているような、そんな頑強なつながりを感じ取れました。

つまり、ISTPは愛情表現が不器用で時として人格を疑われて嫌われる時期はあるけれども、大人になるにつれ理解者が増えて、嫌われるどころか、奥深く慕ってくれる人が出てくる、これが正解だと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました