
ISTPは頭が悪いという意見があります。結論からいうと頭は悪くないと思われます。
筆者の従弟(いとこ)の話になりますが、彼は頭脳は賢い人間でした。
ただ、性格に若干の難があり、頑固で気に入らないことは周囲に迎合することは断じてなく、それゆえに輪を乱す存在でもあったため、そういう意味では、ISTPの彼は頭が悪いと言われても仕方のない言動をとっていたことは事実です。(いわゆる学校生活における問題児でした。情緒的な問題を抱え周囲から嫌われるようなところもありました。ISTPは嫌われるの記事参照)
そのISTP,頑固で我侭ゆえに世渡りが下手(頭が悪いと思われる)
常日頃から寡黙で何を考えているか分からない。そんなISTPの従弟でした。
私をはじめ、親族の同じ世代の子どもたちは、残念ながら彼の扱いに手を焼いていました。
その理由は、
頑固で我侭、態度も小生意気だったからです。
あからさまにエラそうなわけでなく、クールにエラそうで小生意気、素直さのかけらもない男の子でしたがとにかく掴みどころがなく扱いづらいところがありました。
一方で寂しがっていてどこか認めてほしくて、優しくしてあげるとデレる、いわゆるツンデレ(普段は「ツンツン」してぶっきらぼうであるものの、ときおり何かをきっかけに「デレデレ」するような好意的な態度をとる)な存在でありました。
最初から素直にいればいいのに―。
それが、親族からも頭の悪い、損な態度をとっているという評価につながる原因でした。
合理性においてはISTPの彼は頭がよかった
ただ決して、ISTPの彼は頭が悪いわけではありませんでした。根詰めて机に向かって勉強するようなタイプではなく、一人で手を動かしながら工作していることの方が好きな彼でしたが、とにかく、
合理的に何かを進めることに関しては、学校の勉強ができるINFPたる筆者の各段上をいく知恵を持つような存在でした。最短の解を得るための思考を備えた彼でした。一言でいえば要領よく作業ができる彼でした。
幼いながらに私は(そのISTP従弟は私より年下でしたが)、こいつには敵わないと思った次第でした。
IQ(頭脳の知能指数)は圧倒的に高い、そう思いました。
一方でEQ(心の知能指数)は低い、ぶっきらぼうで愛想も寄せず、ただ思うがままに振舞う、言葉少なく、何を言えば響くのか予想できない怪人、という存在。無口、無愛想。
それゆえに、世渡りにおいては頭が悪い、そう思いました。
頭は悪くなかったが整備士の道へ進んでそして辞めた
彼は頭脳こそ優れた男の子でしたが仕事はうまく続きませんでした。その無愛想さから一匹狼的に生きる彼でしたが、やはり仕事の志向もヒトよりモノで、整備士の学校へ進んでその業界へと就きました。しかし、チームワークがてんでダメな彼は周囲から浮く存在となり辞めるはめになります。
その後、どこかの力仕事の作業員としてしばらくの間仕事を続けているそうですが、、やはり何年かぶりに親族の冠婚葬祭で顔を合わせても相変わらずの無愛想さに、頭が悪いと思われても仕方ないと思う次第でした。本当はかわいいところもあるのですが、それを態度に出せないのは非常にもったいのないことです。損をします。
でも、そのISTPの彼はなんだかんだで似たような性格の嫁さんをもらって、幸せそうに暮らしています。親族の間でも何を考えているか分からない存在である彼は、今や子どもに囲まれているマイホームパパ、不思議な存在です。