MBTIを研究している読者さんよりコメントを頂きましたのでご紹介いたします。
[青森県:M・B・TI氏様より]
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こんにちは。私はINFPなのですが、INFPから見たときのENTPについてのお話をさせていただきたいと思います。
INFPから見たENTPとの相性
INFPの人にとって、ENTPの存在は脅威に感じられることがあります。INFPの人たちは単にENTPの方にマウントを取られるだけでなく、自分が見透かされているような不快感を抱くこともあります。特に上下関係がある場合、ENTPの存在は圧力を感じる原因となることがあるでしょう。そのため、日常の生活でストレスの原因になるかもしれません。それではもうすこし掘り下げてみてみましょう。
INFPとENTPの付き合い方
INFPは直感型であり、人間関係で深く意味のあるつながりを求めます。自分の大切な人々の行動の動機を理解し、彼らが最高の自分でいられるよう手助けしたいと思っています。繊細で理想主義的な性格であり、自分を成長させてくれるような相手に魅かれる傾向があります。
ENTPと接する際は、彼らが知的なつながりを重視していることを意識してください。特に、新しいことを学んだり、異なる視点で議論する場面では、ENTPは相手に親近感を抱く傾向があります。
ENTPは一見愛想がないように見えるかもしれません。しかし、NT型の彼らは感情を持たないわけではなく、ただ頭の回転が速いため、感情よりも不満や相手の欠点に気づいてしまうことが多いようです。
初めてENTPと出会ったとき、INFPは彼らの興味深い考え方に惹かれるかもしれません。柔軟な視点や型にはまらない発想に感心するかもしれません。
ただし、ENTPは無愛想で威圧的であり、批判的な一面もあるため、INFPの気分を害する可能性があります。INFPは概念や理論を理解することを好むのに対し、ENTPはそれらをいったん壊して再構築することで理解を深める傾向があります。ENTPは伝統にこだわらない傾向もあります。
INFPは価値観を重視し、一方、ENTPは論理を重視します。両者は分析が好きですが、INFPは道徳や倫理に興味を持ちます。INFPはある事象が他の人々のためにどのように役立つかを考えます。
一方、ENTPは客観的に物事を推し量ることを好みます。効率的で公平な選択を追求します。このため、INFPが感情をおりこんだり、慎重になったりする姿勢を見ると、ENTPは時に憤りを感じることがあります。
INFPとENTPは会話が魅力的で、お互いに惹き込まれることがありますが、お互いにとって大事なことが理解し合えないことですれ違いやフラストレーションが生じることもあります。
しかし、この関係ではINFPが我慢することで場がおさまることでしょう。このレベルの関係を築くには、根気よく付き合い続けることが必要です。ENTPの冷淡な態度にイライラすることもあるかもしれませんが、それによってINFPの客観的な推論力が高まり、感情に振り回されないようになれるかもしれません。
INFPは自己犠牲的な利他精神を持つことがありますが、無欲に甘んじるのではなく、自分を優先する姿勢を学ぶことも重要です。
INFPはENTPに対して、理詰めだけでなく感情も大切にすべきだといいたくなるでしょう。ENTPは数字や論理による決断が好きですが、INFPの思慮深さによって、感情的な要素も大事だと気づくことができるかもしれません。
ENTPはエネルギーレベルが高い傾向があり、その熱意にINFPは圧倒されることがあります。お互いの心理的な境界線を尊重し、静かな時間が必要なときは伝え合うことが大切です。
INFPとENTPは、抽象的なコミュニケーションスタイルを持っています。
INFPは自分の印象、アイデア、意見、理論に焦点を当てる傾向があります。哲学、芸術、科学の進歩やよりよい世界の創造について話し合うことがあります。
お互いに興味深く、刺激的な話をすることができるので、INFPとENTPのコミュニケーションはリフレッシュになります。彼らは退屈な出来事や脈絡のない事実にあまり興味がないので、他の人との平凡なやりとりにうんざりした経験があるかもしれません。
ただし、似たコミュニケーションスタイルであるため、誤解が生じる可能性もあります。プロジェクトを進める際には、全体的な目標については話し合うものの、細部の詰めが甘くなることがあります。また、大まかなアイデアについて話すことが多く、具体的な事実や実用的なことには目が行き届かない傾向があります。
計画を立てる際は、同じ意見だと思い込まず、決めるべき細かい点をきちんと決めるようにしましょう。予め何を決定すべきかリストアップしておくと、スムーズなコミュニケーションが促進されるでしょう。
ENTPと話すとき、INFPは最初から聞き役に回ってしまうことがあります。ENTPは圧倒的に外向的で、自然に早口になり、発言も多くなりがちです。
INFPは静かで控えめな性格なので、他の人に発言の機会を譲ることに抵抗がないようです。そのため、このような相手との会話では実際にはあまり話せなかったと感じることもあるかもしれません。
二人の関係を考えて、それがINFPの自分にとって良い環境であるのかよく考えてみてください。そのENTPの方は、INFPのあなたが自分の考えや感情を共有できるような配慮をしてくれていますか?
もしENTPと一緒にいて自分を表現することができないと感じたら、それはお互いの関係の歯車がかみ合っていない可能性があり、その不満を相手に伝える必要があるかもしれません。
INFPとENTPの価値観
INFPもENTPも、事態を改善することへの情熱と、思い描いた通りに良くする信念を持っています。二人とも現状を受け入れず、分析する傾向があり、創造性や想像力によってより良い解決策を見出そうと努力しています。
ただし、変化やイノベーションに興味がある点は共通していますが、そのエネルギーの方向性に違いがあります。INFPの場合、世界が人々にとってより良い場所になるよう変わっていくことに興味を抱きます。世界の飢餓を解決し、貧しい人々に教育の機会を与え、全ての人々に平和と幸福をもたらすことを願っています。一方、ENTPは人間味のあるアプローチではなく、技術や科学、ビジネスにおけるイノベーションに興味を持つ傾向が強いでしょう。
ENTPのアイデアは面白いとINFPは思うことが多いですが、少し志や理想が欠けているように感じるかもしれません。ENTPから科学の最新の発見や株式市場の新しい分析方法について話をされても、「興味深いけど、それが本当に誰かの役に立つの?」と思ってしまうこともあるでしょう。逆に、ENTPからはINFPの考えが理想主義的すぎると感じるかもしれません。頭の中がお花畑で物事を批評し、客観的に考えることを拒否しているように見えるかもしれません。
また、人間関係に関しても、やや異なる価値観を持っています。INFPは人に対して強い関心を持ち、その人にとって何が本当に大切なのかを探ろうとする傾向があります。感情に厚く、感情移入しやすい性格です。一方でENTPは、やや感情よりも知的な関わりを好む傾向があります。このようなアプローチは最初は刺激的でしょうが、しばらくすると少し冷たく感じることもあるかもしれません。知的な議論は好きですが、INFPにとって大切なことは、自分がどう感じたかを話し聞き入れてもらえるところから始まると言えます。
ENTPはINFPに、世界をどのように観察すればよいのか、より大きな視点でアプローチする重要性に気づかせてくれることでしょう。両者は面白いアイデアや前向きな変化に対する根本的な情熱を共有しており、意識レベルではうまくつながります。
しかし、価値観のアプローチに違いがあるため、お互いに学び合う機会も生まれます。
INFPは、ENTPが物事の人間的な側面に心を向け、周囲の人々に与える影響に気づくよう働きかけることができます。一方、ENTPはINFPの創造的な理想主義(時に現実離れしていることもある)を健全な論理と理性で補い、より現実的な発想に落ち着かせる手助けをすることができるでしょう。
日常生活におけるINFPとENTP
INFPもENTPも、知的な好奇心が旺盛で、新しいことを学ぶことに興味があります。
文化や科学、芸術の価値を認める傾向があります。特定の趣味で盛り上がることはないかもしれませんが、少なくともお互いに理解し合える関心があります。
両者とも新しいアイデアを発見することに関心があります。読書や美術館、博物館、文化的なイベントへの参加、趣味の教室など、学びや心を磨く活動に興味を持っています。実際、一緒に新しいことを学ぶことで、さらに仲良くなれるかもしれません。気が重くなることもあるかもしれませんが、一緒に週末に出かけることも素晴らしいですね。
また、平凡なことや退屈な日常にうんざりすることも共通しています。毎日のルーティンワークに飽きることもあります。世界中を旅行したり、仕事を辞めて新しいビジネスを立ち上げることを夢見ることもあるかもしれません。このようなお互いの冒険心は刺激的であり、INFPとENTPの関係をより刺激的なものにしてくれるでしょう。
予定や計画、家事に関しても、かなりのんびりしているようです。同じ空間を共有する場合、二人とも家事をする気にならないかもしれません。遊ぶことを先にして、後で働くことを好むため、家事の進め方について事前のルール決めが必要かもしれません。
お互いのニーズを理解し合うことが大切なので、刺激や社会的な活動に対する耐性が異なることを意識する必要があります。INFPは一人の時間が好きで、気力を充電するために定期的に一人になることが必要です。一方、ENTPは活動的で、友人や家族、社交的なイベントを楽しむことを望んでいます。
コミュニケーションも難しい問題です。ENTPは問題に迅速に対処することを好むのに対し、INFPは問題を考え抜いてから話すことを好みます。ENTPが強引で口うるさいと、INFPは窮地に追い込まれたように感じるかもしれません。逆に、ENTPはいつも相手から会話を引き出さなければならないと感じるとイライラするかもしれません、何で言ってくれなかったの?と。
これらの違いは克服できるものです。お互いに歩み寄れば、簡単なことなのです。ENTPはINFPが一人になりたいという欲求を尊重しつつ、自分にとって重要な行事には参加するようお願いするのが大切です。一方、INFPはENTPのパートナーが外出し社会的交流を通して刺激を得ることが生きるモチベーションになっていることを理解してあげる必要があるでしょう。
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M・B・TI氏さん、深い考察、ありがとうございました。
コメント
いろいろありますけど、INFPはなんだかんだで人が好きですから、うまくいきますよ。人間関係は疲れても、日々過ごしていると充実している何かを感じられるはずです!
Si型やエニアグラムのタイプ1なんかは 決まりだからといって 視野が狭くなんでも管理し プロセスを見ず その方がどれだけ頑張ったのかすら見てないです
こんなシステムだからINFPは生き辛いのです
結果なんてすぐ出るものじゃないし しかも汚いと思うのがISTJやISFJなんて所詮 権力に媚びてるだけで偉そうにしております 己の未熟さとサイコパスさをよーく反省してもらいたいですね
それとISFP INFPに共通して ”心が広い(ケツの穴がでかい)” と、これは才能だと思いますけど
大変すばらしいと これこそが 真の”優しさ” だと思います
というか私はイラスト鑑賞が好きなので IXFPには大変感謝をしております
この優しさに気づく方が増えると良くなると思うんですよね私は